初ドライブ。
2024.8.21
初対面のあと遠出のドライブをしようと彼女と日程を合わせていた。
ところが、少し前に僕がぎっくり腰。
長距離の運転は身体に悪いだろうからと、彼女が遠出のドライブは延期しようと提案してきた。
僕としては待ちに待った彼女とのドライブ。
車内では二人きり。
二人の仲を縮める絶好のチャンスだった。
「遠出はまた予定立てればいいのだから」
そう言って僕の身体を気遣ってくれる彼女。
ということは、僕との付き合いをまだ続けていいということですね?
僕にはまだまだ男友達から彼に昇格するチャンスがあるということですね?
そんなこんなで、
遠出のドライブは諦めたけれど近場に切り替えてドライブをすることになった。
せっかく休日の都合をつけたのだから、二人で過ごしたいとお互いに(お互いにというのは僕の思い上がりかも知れないけど)思っていたのだ。
道の駅万葉の郷。
遠出をキャンセルして、近場のドライブで向かったのは、
群馬県の神流町にある道の駅万葉の郷。
ここは僕がソロのツーリングで立ち寄るお気に入りの休憩場所。
デッキから眺める神流川のせせらぎが最高。
彼女との初めてのドライブ。
二人っきりの車内で、僕は何をしゃべっていたのか思い出せないくらい緊張していた。
もしこのドライブで何かヘマしたら、もう二度と彼女はあってくれなくなるかも知れないと思うと、緊張しない方が変でしょ。
皇鈴山展望台。
まだ少し時間があったから、僕は彼女をいつもツーリングで立ち寄るとっておきの場所へ案内した。
ここからの景色が僕は好きだった。
ひと気のない隠れ家的な場所だけど住み慣れた街並みがよく見えるこの展望が僕は気に入って、ツーリングコースのゴールにしていた。
彼女と一緒にこの景色を眺めてみたかった。
「いい眺めね」
そこから見える風景をぼーっと眺めている僕と彼女。
このまま時間が止まってしまえばいいのに、なんて考えてしまったよ。
そんな惚気話し。
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